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世界最速のインディアン

2007/2/11(日) 午前 10:34

久々に映画を観て感動してしまった。

スピードを追い求め、旧式のインディアン(バイク)で世界最速・時速300キロを目指した実在した63歳の男のヒューマン・ドラマ。。

なんてアオリ文句を聞いただけで『絶対観たい!』と思ったわけなのだが評価は真っ二つのようで、『NHKのドキュメンタリーで十分なのでは?』などという意見もあり、実際観てみるまでは期待半分、不安半分だったのだが、思ってた以上に良い映画だった。

ちなみに観客は単独男性3人のみ。。(泣)
あんなに空席だらけにしとくんだったら、¥1000円ぐらいに下げて人を入れたほうがよっぽど元が取れると思うのだが。。

内容は、基本的にはロードムービーの要素が強くて、NZで年金暮らしをしていたマンローが一念発起し、アメリカ・ソルトレイクのボンネビル・スピードトライアル会場に到着するまでの様々な人たちとの出会いがいわば前編。皆があまりに好意的だったり、少々前編が長すぎるのがちょっとひっかかったが、マンローが狭心症を患っていたり、それなりにトラブルやお笑い・お色気シーンもあったりして、マンローの素敵な旅に観客が同行している気分にさせてくれる。
そしてやっとのことボンネビル会場に到着。
賞金も出ないクレイジーな場所に集まってきたスピードジャンキー達。
ここでのインディアン出場を巡るトラブルがまた中々面白い。

そして後半とも言うべきスピードトライアルのシーン。
元々のインディアン・スカウトはたかだか時速80キロ程度のシロモノなのだが、
空力的処理を施され、長いカウルを被せられたインディアンの姿はほとんど『赤い人間魚雷』
テール部分の直進安定ウィングの形状も相まって、もはや『逝ってこい』状態である。

最高速仕様のインディアンのポジションがまずかっこいい。
フロントフォークの途中に付けられた、極端に低いハンドルポジションのおかげでほとんど前輪を人間が抱えてるような状態。
後ろは超バックステップ、というかほとんどカミナリ族のような仮面ライダースタイル。
当然押しがけ。
そして、有り余るパワーを持て余し、激しくケツを振りながら発進するインディアン!

インディアン製から乗せ換えられたドウカティ製Vツインエンジンの、腹に響く重低音の鼓動がしびれる。
もちろんほぼ直管だ。
最近は、なるべくエンジンの存在を忘れさせるような傾向だが、本来エンジンというものは化石燃料を圧縮しそこに強烈な火花を散らせて一分間に何千、何万回という大きな爆発を起こすもの。
この映画では、その化石のような鉄の塊を全面的に肯定し、魅力的に描いている。

そして、あの最高速アタック中のスピード感、振動、恐怖感。。。
スピードの恐怖に屈し、自分との闘いに負けた者、臆病風に吹かれ途中で降りていった者、望んでも叶わなかった者。。
スピードの厚い壁に阻まれた者たちの全ての怨念が乗り移ったかのようにアクセルを開け続けるバート・マンロー!

要所要所で出てくる、マンローの名セリフがまたイイ。

『夢を諦めるくらいなら、野菜になったほうがましだ』


『顔にシワはあっても、心は18歳だ』

『コイツに乗る事に意味がある』

『この5分間は一生に勝るんだ』

自分のやりたいこともできないで死んでいくのなら、ただただ食べられるだけの野菜と同じだ。。

そのまま人生訓にしたいような胸にぐっとくるセリフがぎゅっと気持ちを引き締めてくれる。
ハンニバルのレクター博士からは思いもよらないようなアンソニー・ホプキンスの人間味あふれる素晴らしい演技に、上映時間中ほとんど感涙しっぱなしであった。

ハーレー社との争いに敗れた、今は亡きインディアン・モーターサイクル社。
NZの偏屈な頑固バイクオヤジ・バート・マンロー。


しかしこの映画は負け続けた者たちへの鎮魂歌では決して無い。

全てのスピードを愛する人たちへの応援歌だ。


マンローが68歳の時に作ったボンネビル・スピード記録は、今も破られていないのだから。

動画>http://www.youtube.com/watch?v=7Kg6y7miY_Y

インディアン・スカウト>http://www.geocities.jp/guppi37/b.html

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インディアン族の男性インディアン (Indian) は、アメリカ先住民の大半を占める主要グループ。アメリカ州の先住民は、文化・言語・歴史・身体的特徴などから、インディアンとエスキモー・アレウト(エスキモーとアレウト人)に大きく分けられる。スペイン語・ポルトガル語で バイクfan【2007/09/29 18:06】

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